SUPは、海・湖・川で遊ぶスポーツです。そして、これらの場所には決められた条例などがあり、どこでもSUPをやっても良いわけではありません。
ここでは、SUPのルールとマナー、安全対策などを解説していきます。SUPを楽しむ上で、とても重要なことなので、ぜひご覧ください。
ライフジャケットとリーシュコードを着用する
ライフジャケットは命を守るために絶対必要

ライフジャケットは、命を守るために絶対必要な道具です。レースにおいても、ライフジャケットの着用が義務付けられています。
※ 写真の他にレースなどで使用される浮力体がある
近年、SUPの人気とともに、ライフジャケットを着用せずに遊んでいる方を見かけることが多くなりました。しかし、ライフジャケットを着用しないのは、自らの命を軽くみているのと同じこと。ライフジャケットを着用しないことが致命傷となった死亡事故は毎年起きています。
家族や友人を悲しませないためにも、ライフジャケットは必ず着用しましょう。ライフジャケットには、最小限の浮力を備えたものもありますが、初めは十分な浮力を備えたものを選ぶことをお勧めします!
リーシュコードを装着する



リーシュコードは、基本的に利き足の足首または膝下に装着します。
このリーシュコードは、スノーボードのリーシュコードと似たような役割があり、ボードとSUPに乗っている人を繋ぐためのコードです。万が一落水してもボードが流されたり、自分が流されたりするのを防いでくれます。
身体からボードが離れていかないことにより、初心者の方でもパニックを起こす確率が低くなります。ちょっとしたことのように感じますが、リーシュコードを装着していないと、川などでは一瞬でボードが流れていきます。
穏やかに見える海や湖でも、流されていく速度は思った以上に速いです。ライフジャケットとリーシュコードは、ボードに乗る前に必ず確認しておきましょう。
危険を回避するために守ること
海上や水上においても、法律が定められています。SUPをする際は、自分自身を守るためにもその場所のルールやマナーを確認しておきましょう。
海上や水上で最低限気をつけること

危険を回避するために

ルールやマナーを守ること以外にも、危険を回避する必要があります。
SUPは、自由に楽しめるスポーツですが、ルールとマナーを守ることが大前提です。
環境保護を徹底する
SUPは、自然と密接に関わるスポーツです。美しい自然があってこそ楽しめるもの。この美しい海・湖・川がなければ、私たちはSUPを楽しむことができません。
私たちだけではなく、私たちの子どもや孫。そして、その先の世代以降も美しい自然を維持していく必要があります。
自然を守るために私たちができること

・ゴミは持ち帰る
・魚や鳥などの生き物を尊重する
・ゴミが落ちていたら拾う
・環境に配慮された日焼け止めを使用する
・水を汚さない
天候を把握しておく
SUPのように自然を相手にするスポーツにおいて、事前に天候を把握しておくことは必要不可欠です。どんなに強靭な肉体を持つ人でも、自然の脅威に勝つことは不可能です。
ここでは、事前に天候を把握することの必要性を解説します。
SUPには、ゆったり漕ぐクルージングからボードの上でヨガをするSUPヨガ、SUPフィッシング、SUPサーフィンまで幅広く、それぞれに適した天候があります。自分がどのタイプのSUPをするかで、最適な天候も異なります。
最近では、風速や天候が分かるアプリがたくさんあります。アプリをいくつか入れておき、確認することで天候を読むことが可能になるかと思います。
あらかじめ天候を把握しておくことは、SUPをする上で必要不可欠なことです。しかし、自然は予測できないことも多くあります。天気予報やアプリを100%信じるのではなく、目視でわかる雲行きや風の変化、水面や海面の変化で、悪天候が予想される場合は躊躇なく引き返す勇気を持ってください。
まとめ
SUPは、海・湖・川で遊ぶスポーツです。そして、これらの場所には決められた条例などがあり、どこでもSUPをやっても良いわけではありません。初めてで不安な方は、SUPガイドやSUPツアーに参加するのも一つの方法だと思います。
ルールとマナーを守り、環境保護の徹底と天候を把握することで、安全にSUPを楽しみましょう!
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