SUPは道具を使うスポーツです。そのため、道具の名前や役割を知っておくことがとても大切です。基本的な部分の名前だけでなく、少し細かい知識があると、SUPをもっと楽しめるようになります!
SUPボードは、ブランドやモデルまたは用途によって大きさや形が違いますが、ここではボードとパドルの基本的な名称と役割について解説させていただきます。
SUPボードとパドルの名称
SUPを快適に楽しむには、ボードやパドル選びも重要です!
体格や使い方に合ったボードとパドルを選ぶことが、SUPを楽しんだり、上達する上で必要不可欠となります。
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【SUPボードの名称と役割】
- ❶ デッキ
ボードの表側。
立って乗る部分で、ほとんどのボードに滑り止めパットが貼られている。
- ❷ ボトム
ボードの裏側。
水に接する面で、ボードの進み方や安定感に影響する。
- ❸ ノーズ
ボードの先端(前側)
ノーズの形で、水の上をどれくらいスムーズに進むかが変わる。
・尖っているノーズ → 直進性が高くスピードが出やすい
・丸いノーズ → 安定感があり初心者に向いている
- ❹ テイル
ボードの後端(後ろ側)
テイルの形は、ターンのしやすさと安定感に影響する。
・幅広いテイル → 安定しやすい
・細いテイル → 操作性が高い
- ❺ レイル
ボードの側面(縁)
レイルの厚みや形状が、ボードの安定性やターンに影響する。
- ❻ エッジ
レイルの中のボトムとの境目の角。
・シャープなエッジ → 水の抜けが良くてスピードが出る。
・丸いエッジ → 安定性が高く、初心者向け。
- ❼ フィンボックス
フィンを取り付けるためのスロット部分。
フィンは、用途によって種類を変えることができ、直進性を保ったり、ターンをしやすくしてくれます。
- ❽ リーシュカップ
リーシュコードを付けるための金具。
リーシュコードとは、ボードと自分の身体をつなぐもので、安全を守るために装着するもの。
- ❾ ロッカー
ボード全体の反り具合。
ノーズとテイルの反り具合で、波の乗りやすさ・直進性が変わる。
・ロッカー角度が大きい → 波に乗りやすく、操作性も良い。
・ロッカー角度が小さい → 直進性が高く、ツーリング向け。
【パドルの名称と役割】
- ❶ グリップ
パドルの一番上の部分で、手で握るところ。
パドルをコントロールする上で、とても重要な部分です。自分が握りやすいグリップを選びましょう。
- ❷ シャフト
中間の長い棒の部分。
シャフトの素材によって、重さやしなりが変わってきます。
・カーボン → 軽くて反発力がある。
・アルミ → 安価で丈夫だが重たい。
- ❸ ブレード
パドルの先端で、水に入れて漕ぐための部分。
幅や形、角度によって、水のつかみ方や進みやすさが変わる。
・幅が広いブレード → 一度に大きな力で漕げるが、漕ぐ人のパワーも必要。
・幅が狭いブレード → 軽くて体への負担が少ない。
なぜ、用途によって大きさや形状が異なるのか?
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SUPボードの大きさや形状が異なるのは、「どんな楽しみ方をしたいか?」に合わせて最適化されているためです。
例えば、
・クルージングやツーリングのように長距離でも楽に漕ぎたい
・湖や海、川などオールラウンドに遊びたい
・波乗りをして遊びたい
・スピード重視!レースに出場したい
・ヨガなどのフィットネスを重視したい など
それぞれの用途や遊び方で、ボードの大きさや形状が異なります。
詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
まとめ
SUPボードやパドルの名称を知ることで得られることは、たくさんあります。
例えば、
・レッスンや説明を理解できるので、上達が早くなる
・自分に合った道具が選べる
・メンテナンスやトラブル時に対応ができるようになる
・安全の意識が強くなり、トラブルを事前に防げる
・共通の言葉で仲間とコミュニケーションができる など
名称と役割を知ることは、SUPを楽しく安全に、そしてスムーズに上達するための第一歩です。少しずつ覚えていくことをおすすめします♪
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