【SUPの基礎知識】どこでもできる訳じゃない!?基本のルールとマナーを身につけて安全に楽しく遊ぼう!基本的なルールとマナーを解説

SUPの基礎知識
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SUPは、海・湖・川で遊ぶスポーツです。そして、これらの場所には決められた条例などがあり、どこでもSUPをやっても良いわけではありません。

ここでは、SUPのルールとマナー、安全対策などを解説していきます。SUPを楽しむ上で、とても重要なことなので、ぜひご覧ください。

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ライフジャケットとリーシュコードを着用する

ライフジャケットは命を守るために絶対必要

ライフジャケット
写真左側の赤と緑のライフジャケットは、しっかりした浮力を備えている

ライフジャケットは、命を守るために絶対必要な道具です。レースにおいても、ライフジャケットの着用が義務付けられています。
※ 写真の他にレースなどで使用される浮力体がある

近年、SUPの人気とともに、ライフジャケットを着用せずに遊んでいる方を見かけることが多くなりました。しかし、ライフジャケットを着用しないのは、自らの命を軽くみているのと同じこと。ライフジャケットを着用しないことが致命傷となった死亡事故は毎年起きています。

家族や友人を悲しませないためにも、ライフジャケットは必ず着用しましょう。ライフジャケットには、最小限の浮力を備えたものもありますが、初めは十分な浮力を備えたものを選ぶことをお勧めします!


リーシュコードを装着する

足首に装着している例
SUPリーシュコード
膝下に装着している例
SUPリーシュコード
落水しても身体からボードが離れていかない

リーシュコードは、基本的に利き足の足首または膝下に装着します。

このリーシュコードは、スノーボードのリーシュコードと似たような役割があり、ボードとSUPに乗っている人を繋ぐためのコードです。万が一落水してもボードが流されたり、自分が流されたりするのを防いでくれます。

身体からボードが離れていかないことにより、初心者の方でもパニックを起こす確率が低くなります。ちょっとしたことのように感じますが、リーシュコードを装着していないと、川などでは一瞬でボードが流れていきます。

穏やかに見える海や湖でも、流されていく速度は思った以上に速いです。ライフジャケットとリーシュコードは、ボードに乗る前に必ず確認しておきましょう。







危険を回避するために守ること

海上や水上においても、法律が定められています。SUPをする際は、自分自身を守るためにもその場所のルールやマナーを確認しておきましょう。

海上や水上で最低限気をつけること

地域で定められたローカルルールがある
【海上や水上で最低限気をつけること】
  • 船舶や観光船の航路を妨害しない
    衝突事故を起こさないためにも、船舶や観光船の航路はあらかじめ把握しておくことが大切です。
  • SUPができる場所かどうか確認する
    立ち入りが許可されていない場所もあるため、あらかじめ確認しておくことが必要です。
  • 漁船の近くには近寄らない
    漁師さんとトラブルを起こさないためにも近寄らないことが大切です。
  • ローカルルールを確認する
    土地ごとにローカルルールが存在しています。ローカルルールを無視して、揉め事が起きないようにあらかじめ確認しておきましょう。



危険を回避するために

SUP天候悪化

ルールやマナーを守ること以外にも、危険を回避する必要があります。

【危険を回避するために注意すること】
  • 遊泳者には近づかない
    泳いでいる人、カヤック、SUPとは適度な距離を保ちましょう。
  • ロープや網が見られる場所は避ける
    こういった場所は何があるか予測がつきません。養殖場である可能性も高いため、あらかじめ把握し、避けることが大切です。
  • サーファーが多い場所は避ける
    SUPは、ボードが大きくコントロールが難しいため、サーファーと接触する可能性があります。また、波に乗ったサーフボードはスピードが速いため、サーファーが避けきれないこともあります。SUPとサーフィンはルールも異なるため、あらかじめ避けることが必要です。
  • 流れの速い場所は避ける
    離岸流が発生する場所や流れが早いと言われている海、流れの早い川や滝の近くは避けましょう。
  • ひとりで遠くへ行かない
    SUPはちょっとしたトラブルでも大事故につながることがあります。単独で遠くへ行くことは避けましょう。また、空気で膨らませる折りたたみ式のボード(インフレータブルボード)においては、劣化などが原因でエアーが抜けてしまうこともあります。そのようなトラブルを回避するためにも、ひとりで遠くへ行くことは避けましょう。
  • 釣りをしている人からは離れる
    SUPからは釣り糸や釣り針が見えにくく、とても危険です。釣り糸がSUPなどに絡むことなどを回避するためにもあらかじめ距離を置くことが大切です。
  • 工場地帯は避ける
    工場の近くは、水質汚染・大型船の往来・立ち入り禁止エリア・化学物質などの観点から避けることが必要です。
  • ビーチなどの海水浴場からは距離を置く
    接触などを避けるため、泳いでいる人などからは離れることが大切です。
  • 天候が悪い日は避ける
    悪天候が原因で起こる水難事故を避けるため、天候が悪い日は避ける。また、天候の悪化が予想される場合は、直ちに切り上げて陸に戻ってきましょう!

SUPは、自由に楽しめるスポーツですが、ルールとマナーを守ることが大前提です。







環境保護を徹底する

SUPは、自然と密接に関わるスポーツです。美しい自然があってこそ楽しめるもの。この美しい海・湖・川がなければ、私たちはSUPを楽しむことができません。

私たちだけではなく、私たちの子どもや孫。そして、その先の世代以降も美しい自然を維持していく必要があります。

自然を守るために私たちができること

宮古島の海
自然を守るために私たちができること

・ゴミは持ち帰る
・魚や鳥などの生き物を尊重する
・ゴミが落ちていたら拾う
・環境に配慮された日焼け止めを使用する
・水を汚さない







天候を把握しておく

SUPのように自然を相手にするスポーツにおいて、事前に天候を把握しておくことは必要不可欠です。どんなに強靭な肉体を持つ人でも、自然の脅威に勝つことは不可能です。

ここでは、事前に天候を把握することの必要性を解説します。

【事前に天候を把握することの必要性】
  • 強風でSUPが流されるのを避けることができる
    SUPは風に弱く、風速3m/s以下で行うのがベストとされています。それ以上の風だと、SUPが流され、パドルを漕いでも戻るのが難しくなることがあります。特に、陸から海(湖)に向かう風(オフショア)も流されるので注意が必要です。
  • 高い波やうねりで転倒や流されるリスクを避けられる
    SUPは、横からの波に影響されます。あらかじめ、波やうねりの情報を知っていれば、転倒や流されるリスクを回避することが可能です。
  • 低体温症や熱中症を防げる
    天候を把握することで、その日の服装や持ち物も変わってきます。天候を把握するということは、寒い季節であれば低体温症を防ぎ、暑い季節であれば熱中症を防ぐことができます。
  • 天候の影響を考慮したルート選択ができる
    事前に天候を知っていれば、天候の影響を考慮したルート選択が可能になり、遭難や事故を防ぐ確率を高めることもできます。

SUPには、ゆったり漕ぐクルージングからボードの上でヨガをするSUPヨガ、SUPフィッシング、SUPサーフィンまで幅広く、それぞれに適した天候があります。自分がどのタイプのSUPをするかで、最適な天候も異なります。

最近では、風速や天候が分かるアプリがたくさんあります。アプリをいくつか入れておき、確認することで天候を読むことが可能になるかと思います。

あらかじめ天候を把握しておくことは、SUPをする上で必要不可欠なことです。しかし、自然は予測できないことも多くあります。天気予報やアプリを100%信じるのではなく、目視でわかる雲行きや風の変化、水面や海面の変化で、悪天候が予想される場合は躊躇なく引き返す勇気を持ってください。







まとめ

SUPは、海・湖・川で遊ぶスポーツです。そして、これらの場所には決められた条例などがあり、どこでもSUPをやっても良いわけではありません。初めてで不安な方は、SUPガイドやSUPツアーに参加するのも一つの方法だと思います。

ルールとマナーを守り、環境保護の徹底と天候を把握することで、安全にSUPを楽しみましょう!

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